山梨ユニオンメイコー分会の解雇撤回に向けた仮処分裁判 

「全面勝利の報告と支援御礼」

「5月22日、甲府地裁は、「解雇は無効」と「解雇以降の賃金相当分および1審判決言渡しにいたるまでの
賃金相当分を仮に支払え」との決定!!」

皆様には、私たち山梨ユニオンメイコー分会の解雇撤回闘争にご支援いただき感謝申し上げます。
私たち山梨ユニオンメイコー分会は会社に勝利しました。
平成21年5月22日、甲府地方裁判所は、メイコー側が山梨ユニオンメイコー分会5名に行なった
解雇につき、「解雇は無効」と、「一審判決言い渡しにいたるまで毎月の賃金を仮に支払え」と
組合側全面勝利の決定を行いました。

「甲府地方裁判所は「解雇は無効」との決定」
甲府地裁は、整理解雇の四要件に沿って事実を検証し、メイコー(使用者)の「人員削減の必要性は一定程度にとどまる」と、認定した後、「(解雇回避)努力が充分であったとはいえず」、人選の合理性についても「合理的であったとはいえない」、解雇手続きも、解雇された者本人に「説明を行っていない」など、「解雇は無効」「賃金を仮に支払え」との決定でした。
決定の詳細は下記の通りです。

1.解雇回避努力について
会社が行った幹部社員の手当ての削減、平成21年1月以降ワークシェアリング、余剰人員の他部門への応援、及び一時休業等の対応はいずれも、私たち5名を含む解雇を行った後のことである。また、仮に会社側が、早期退職者を募集したとしても、解雇回避努力が十分尽くされたとは評価できない。

2.人選の合理性について
① 勤務態度、勤務成績の不良は、解雇する理由に値する程ではない。
② 50歳以上の女性の基準は、男女雇用機会均等法違反。
③ 旅行は接待旅行ではない。会社側の誤りであり解雇基準に値せず。

3.解雇手続きについて(説明・協議義務)
会社は、解雇日直前に、組合と団体交渉を行ったのみで、解雇者個人に対し
整理解雇について結論及び解雇理由の告知以外の説明を行っていない。

支 援 御 礼


たった一人では何も出来ませんが、心温かい仲間がいたから、また支援をしてくれた皆さんがいたから今日の勝利があります。
今回の決定は、「不況だから解雇」などと安易な解雇に警鐘をならし、働く仲間に大きな勇気と希望を与えたものといえるでしょう。
皆様には、支援カンパ、会社への抗議FAX送付、個人及び団体署名にご協力いただき、感謝申し上げます。
山梨ユニオンメイコー分会は、今後は本裁判にて会社への復帰を目指し頑張って行きますので、皆様方にはこれまでのご支援に感謝申し上げますと共に引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
本当にありがとうございました。




同じカテゴリー(不当解雇)の記事

Posted by 日本晴れ at 23:49│Comments(3)不当解雇
この記事へのトラックバック
メイコーという会社の従業員が整理解雇された事件で,甲府地方裁判所は,仮処分申し立てを認め,会社に仮に賃金を支払うように認めました。まずはおめでとうございます。本訴でも勝つ...
【報道】 メイコー事件 仮処分勝訴【山梨青年ユニオン・ブログ】at 2009年05月27日 00:06
この記事へのコメント
会社へ復帰できるといいですね。
陰ながら心より応援してます。
関係者の皆様、ご苦労様です。
頑張ってください!!
Posted by K at 2009年05月27日 14:08
追記:ブログの背景が青空で気持ちいいです!!!
Posted by K at 2009年05月27日 14:11
分会の方お疲れ様です。
半年間の苦闘は同じ立場にたったものにしか
わからないかもしれませんね。
このブログはニュースになってから静観させてもらい
ました。この会社の方針は成果主義でしたよね。
確かブログでも教育体制がないとか記載されていましたが分会の方は長く会社で貢献してた方で当然の
ことながら若い方に教育も出来ると思いますし、利益
も出せると思ってることでしょう。
会社で何が出きるか?どう利益が出せるか?が
本題です。会社次第ですがそこには年齢、性別は関係ないと思います。
それが出来なければ会社にぶらさがり、こびを
うるのは私は反対ですが生き残りの成果です。
会社はあいまいな成果主義というものではなく具体的に項目を出すことで優秀な人材確保、人材育成に
つながると思います。
厳しいですがそれが本来の成果主義だと思っています。
Posted by 本来 at 2009年05月27日 22:13
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。